有限会社丹野呉服店

　

折れた鼻の診察の日。ドクターは若い先生に変わりました。ドクターもゴツくて何かやっているオーラが半端ない。緊張して診察台に座っている息子に「はやくラグビーしたいよね。痛いけど大丈夫だから。今、やっちゃいましょう」と入院でもなく、全身麻酔でもなく、部分麻酔でその場で手術が始まってしまいました。息子は心の準備が出来ていないはずでしたが・・終了。「今日はゆっくり休んで、鼻に衝撃がなければ走ったりしても良いよ」「新人戦には間に合うよ」痛みに耐えながら安心した顔の息子。批判ではありませんが、言葉の掛け方で凹むことも、やるぞと気持ちが入ることも。ケガすると精神的弱くなってしまいます。ショックですから。キズを治すことが先決ですが、そこに気持ちを持って行ってやることが、非常に大切だと思います。診察室のドアを開けた時、ドクターから「ラグビーだからね、でも、曲がったままではね」と真っ先に笑顔で言ってくれたことで、私もホッとしました。ドクターはなんのスポーツしているのだろうか。白衣の上から筋肉の盛り上がりがわかります。よろしくお願いします。

この精神があるから前に進めるのですね。昨夜、父はドクターから「息子さん、鼻が折れて痛いんだから・・」と注意され。そうだよなぁ・・。折れているのだからなぁ・・。モヤモヤの気持ちを無理に抑えました。しかし、息子、部活に行きました。先輩や仲間に声かけられて、痛みを忘れ笑顔で帰ってきました。「大丈夫??」と声を掛けると「部活に行くのはあたりまえだよ」「出来ることはやる」「俺の鼻は俺だけの鼻ではない、みんなの鼻だ・・笑」間違っているかもしれませんが間違っていない。ラグビーが好きだから仲間がいるからグランドに行く。ボールにずっと触っていたい。入院の不安も「早く練習したいよ」に変わりました。家にいても良い事は何も無い。息子は笑っている。父も笑っている。父は今日の空手の稽古で脛やってしまった。腫れています。最近、脛の部位鍛錬をおろそかにしていました。親子してやることはたくさんある。頑張るしかないね。

ラグビーは漢字で闘球です。まさに格闘技であります。息子、アンパンマンが潰れた血だらけの顔になっていました。あきらかに鼻が変な方向に曲がり、大きく腫れてます。アイシングしながら救急に。診察、CTの結果、鼻が四カ所折れてました。腫れが引き次第、入院して手術。激痛らしく全身麻酔になるそうです。CTの結果を待っている時、1・2の三四郎の五頭を思い出してました(笑)・・父はドクターに「鼻が折れていても走れますよね??」と質問し・・「ラグビーで食べているのですか??」と注意されました。父も少し頭のネジが外れているのか。しかし、息子の心はまったく折れてません。少し戦線から離脱しますが、心身共に大きくなって復帰します。よろしくお願いします。
印役町の闘う渡辺徹から「よくあることだぁ〜・・大丈夫だぁ〜」と連絡頂き。息子、気合入りました。子供三人の中で一番おぼっちゃまと思っていましたが、いつのまにかタフな男になっていました。